広野町アーティストインレジデンスのアーティストに選ばれ、今日から広野町でのアーティストレジデンスが始まりました!
広野町はやはり日の出が美しく、住んでいる人たちが本当に広野のことが大好きで大切にしている素敵な町でした。
広野では余白のアートフェアも予定されていて、すごいアーティストたちがどんどん集まってくる町・・・、ということで、ドキドキしながら特急ひたちに乗りました。 途中で一緒にレジデンスに参加するドーリーさん・鈴木萌子さんとも会ってすぐに意気投合。一緒に広野駅に降り立ちました。
まず広野町役場にて担当課のみなさんにご挨拶。 とてもあたたかく迎えていただきました。 復興企画課課長の小松さん!
◎心に残ったお話
・避難後、約9割の住民が戻ってきている(一度避難して、世帯分離が進むと、戻るのはとてもむずかしい)
・静かなまちだった広野だが、住民の中にはいろいろな要素で不安に思う心があると思う、アートの力で地域を巻き込んでほしい
・日本三大名松である日の出の松のことを 子ども心に自慢に思っていたというお話・・・ 日の出の松伝説は文献であらかじめ読んでから挑んだものの、 実際に子どもの頃から広野に住んでいて、 心のなかの大切な風景となっていた話を聞き、 私の心の中にもその思いや この地域が愛され、もっと アートの力や人のつながりの力で 大切にしていきたいという思いを感じました。
ぜひ拝見したかった「和の会」の皆さんの作品を発見↑
午後からは、ひろの未来館で広野観光協会の鈴木会長に、今回のレジデンスのテーマである「日の出の松」の語りを聞かせていただきました。「日の出の松」について調べたりもしましたが、生の語りは本当に面白かったです!言葉が違うかもしれませんが、言ってしまえば、森鴎外の小説より断然面白く感じました・・・、「仇討ちもの」としてのドキドキ感・ワクワク感を強く感じたからかもしれません。こういった語り部の方がいらっしゃって、小さい頃から地域のお話に親しむことができる町なんだな〜〜
語りを聞く中で、「乳母である竹さん」そのものが大きな存在であることを感じられ、心の中でその存在を大切にして(乳母だからって召使じゃない、聡明で自立した女性、家庭教師のような聡明さ)いることが感じられ、あたたかく自立し、過酷な運命に対峙して向き合った女性二人(竹さんとお母さん)が私の心の中に残り、むくむくとインスピレーションが湧いてきました。)
次の日に日の出もみかんの丘に見に行ったのですが、雲が龍のように海の上に寝そべって、その雲を縁取るように日の出が上り、ご来光を拝む体験でした。こちらのプロモーションにも鈴木さんが出てきます。
テーマである「日の出の松」の語りを聞いています。
締めくくりに、ふたば未来学園美術部の皆さんを訪問、これからの取材(フィールドワーク)と作品制作で地域を巻き込んでいきたいことを伝え、どんなところにみなさんが集まってくるかなど、本当に地元の生の情報をいただけました。
制作のイメージ
- 手芸をしている方と一緒に作品を作りたいです🧵
- 手芸を普段していない方でも、みんなで大きな作品を作る楽しさを体験してみたい
- お家にある手芸作品や昔の着物、風習を感じるものを見たい!
- 「背守り」など赤ちゃんの健康を願う縫い物の情報を知っている方
- 日の出の松について、どんな時に聞いたか(小学生の頃に語ってもらったなどでした)
と、いろいろ相談させていただきながら、生徒の皆さんにも先生にもいっぱいアイディアをいただきました。ありがとうございます。
お食事処ふたばさんで、 さば煮定食をいただきました。広野、量が多く美味しい・・・、完食でした。 (私は普段大食いではないんですが)
Day2では二つ沼総合公園でバナナを見て、研究へのまっすぐな姿勢と熱量に圧倒され、毛糸素材にバナナの葉っぱが使えないか考えてみています。
二つ沼総合公園かひろのテラスで、簡易的なワークショップができたらと思ってるので、詳細決まったら情報発信します。 よろしくお願いします!