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アプローチといえば、去年、アーティストの飯山由貴さんの監督作品《In-Mates》が東京都人権部から歴史の否定とレイシズムを理由として不当に検閲・上映禁止されている。その検閲を不当だとして最近偶然居合わせた小池都知事に話をしに行ったというツイートに対して、「アプローチの仕方がまずいかなー。」「待ち伏せして撮影して突然迫り話しかけるとか。。相手も人。」とかのリプライがありました。1つ思うのは、弱い立場にいるものが、権力者に対して不当な扱いを止めてくれと「言う」ことの手続きについて、礼儀正しさなどを求めて、結局のところ権力者に対して有利に作られているということ。

そもそも、権力者に会って不当な扱いをやめてもらう正当な手続きなんて用意されてない。礼儀正しく受付に連絡したって、門前払いされる。人権のある市民のはずなのに、いないかのように扱われる。制度を円滑に続けるために?そもそも不当な扱いを受けている状態が異常で一刻を争うのに、話し合いのテーブルにつくはしごすら、最初から外されている。

なぜ、権力者に話しかけるのに、礼儀正しくするよう求めるのに、不当な扱いを受けているものには、礼儀正しくしないのか。

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