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手柄と溶けることについて考えている。

あるトラックメイカーが、昔インタビューで「渋谷の全部のクラブをひとりで回せるわけないんだから、それぞれがお互いを大事にするのはあたりまえ」みたいなこといっていたような感じがする。

ひとりで全部できないし、影響を与えあい、分担するのはあたりまえなんだと。

それ以降、ジャンルがちがっても敵対構造になりそうな相手でも、こいつが気持ちよく活躍できることは最後俺にまわってくるし、ひいては全世界のカルチャーの質がよくなることにつながる、つまり俺の手柄…みたいに、自己肯定感がめちゃ高まるようにしてきていた。

逆に、誰か足を引っ張るようにするひとは、その人がのちのち引っ張られてしまうし、全体的に溶け合った世界ではそいつの無礼なふるまいは私の責任というふうに思うようになった。

良い作品がこのよにうまれ、それはワシの手柄。

ワシが良い作品をつくれば、それは溶け合った世界の手柄。(2020.9.6の日記)

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