100分で名著というテレビ番組で、シモーヌ・ド・ヴォーボワールの『老い』を紹介していましたね。
私はアーティストで、妊婦で今夫と住んでいるのですが、
義の弟も同居していて、同居するまで行政のサポートを受けていない状態が続いていました。
◇二ヶ月前にやったこと
健康センターの両親ケアで状況を話す。
私自身のカウンセリングの予約(産前鬱予防)
◇一ヶ月前やったこと
夫に不安を話す(将来自分たちが責任を持つのか、金銭不安)
助産師に相談
〜〜
この間に、義母が吐いて私が7119して義母が入院したり、義弟が発熱して7119したりしています。
◇一昨日やったこと
私自身が抱いている、精神不安・金銭不安・未来の責任不安を家族に話す。
症状や状況がわからず、弟が福祉と繋がっていないことによる不安。
◇今日やったこと
朝・・・自分の妊婦検診の前に時間があり、義母から弟の気持ちを聞いたということを聞く。
今までは全く意向を話してくれなかったが、「そういう支援があるなら話に行きたい、将来的に働きたい」ということが聞ける。
自分の母子の方のカウンセリングで今の状況を話す。その際、義弟や義母が使えそうな心の相談電話を教えてもらう(心がわからのケア)
市役所にパンフレットをもらいに行く。そのまま、今の状況を相談員さんに話す。(夫も)
ひとまず、本当に弟が行きたいなら、まず市役所に月一で行くことから始めようかと話がまとまる。(その後、違う施設の方が相性がよく、通う場所は変わるが)
◇今の感想
思ったよりも早く支援のところに行けたなあという感想です。
もちろん、明日弟は行きたくなくなるかもしれませんが。
相談員さん曰く、「10年ひきこもりであれば、働くまでまた10年かかる」とのこと。
ボーヴォワールの「老い」と合わせ、
思ってしまったのは、
「結局、社会がサポートすべき金銭支援・安心のための支援・生きるための支援は家族が担うことになるな」ということ。
それも、いつも嫁が担う(100分で名著で聞けば、「強制労働」。評価されず、対価なく、感謝されない労働)
これは社会の金銭サポートがかなり受けにくい状況で、
ずっとずっと、家族がお金を担っていくことになるんだな、と、ひとまずは正しく絶望できたのがよかったです。
とはいえ、どんな問題も同じですが、
あきらめても諦めても、諦めさせられても諦めさせられても、
理不尽で、嫌だ、だから社会に金銭サポートしてほしいということは
ずっとずっと言い続けようと思います。
老いもひきこもりも、サポートは金銭的にも
社会・福祉がすべきと思うのです。
そんな感じの日記でした。