statement

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他者の身体的イメージをなぞり、語り直し、縫い直し、翻案する

私は、他者の身体的イメージを意図的になぞらえながら別のものに見立てることで、振る舞いのイメージが持つ多様な力を描いています。 時代や社会、他者との間にある関係性と可能性に対してアプローチするため、物語・職業・ファッション等の振る舞いをなぞりながら、意図的に置き換え、その振る舞い自体の違った意味へと誤配します。

パフォーマンスはその性質上、身体の交換不可能性を内在し強調しつつも、同時に「全く違う立場の役にあっという間に変身すること」が可能なものです。このことは、社会的な振る舞いの一貫性などないのだという宣言です。

また、パフォーマンスは状況や鑑賞者との遭遇など偶然性が強く働く行為です。そのため常に他者と新たに関係を結んでいくことになります。このような立ち振舞いは、さまざまなタペストリーを縫い繋げる針のような作業であり、実際に針を使って縫い込んだ衣装を用いることがよくあります。

針は、二つの矛盾した表情を持っています。残酷な側面もあれば、地道な「針仕事(シャドウワーク)」の側面もあります。そのようなモチーフである針を使う事で、捨てられた物語の死のにおいと純愛にも似たエロスに関しても矛盾したまま表現することが出来ます。つまり、針はパフォーマンス中の身体そのものでもあります。

圧力を受ける立場は時代や社会によって変化します。針であることによって、平等というものの毒性についても自覚的でありたいです。平等を実現するためにつまはじきにされたものに目を凝らすということです。

大きな物語を語る際に轢き潰してきた、あらゆる解釈の可能性を引き出し、翻案し、共に踊ることによって、本当に平等について考え始めることができるように思うのです。

時代や社会、他者との間にある関係性と可能性を探ろうとする私にとって、外部と直接的に交感可能な衣装やタペストリーを含むパフォーマンスはテーマの深淵に迫るために不可欠な活動なのです。

2019.12.14

Retelling and adapting the overlooked little stories

I have a strong of incongruity and interest into the little stories and bodies that distorted and abandoned, as a matter of convenience into the story and society, and I am adapting theatrical expressions with costumes and tapestries.

Before 2018

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