時間術
私のB面についてとも言える。
自分が制作のB面を聞かれたら、時間術について答えると思う。
最も大きく私の人生の影響を及ぼしたのは、22歳ごろに読み、27歳くらいで集中的に実践したシーナ・アイエンガーさんの「The art of choosing(選択の科学)」および「選択日記」で、現在にいたるまでさまざまな時間術を実践しはじめた。時間とは命であり、その時間を自身に使ってくれるお取引先様などにも強く感謝が湧くようになった。さらに、時間の使い方に向き合い、時間を使って当時の選択を振り返るというのは自身の欲望に向き合うこととなる。向き合う誠実さ。この時間=命という考え(に近い考え)は小説家の梨木香歩さんやインド占星術師/Jyotishaのアイビー茜さんにも影響を受けていると思います。
具体的な実践
・記録と振り返り。ハビットトラッカー、選択日記(ノートに書いた決断を一定時期で振り返る)。
・タスクの細分化。スモールステップで継続するために日々チェックしていく。なるべく簡単にできることから始め、とにかく続けるなど。
・初期はミニマリストとも紐づいていたので(断捨離など行うミニマリストのほう)、空間にゆとりを持たせるために定期的に自分の所持品をリストアップしたり、不要なものを捨てたりする実践をしてきた。主に影響を受けたのは、Akie Utsumiさん。Simple Life journalというブログで、捨てた記録などを丁寧に書き、その潔さに惚れ込んでいた。
・母になって、風邪を絶対ひけない中での体力作り、デザイン仕事、掃除、食事づくり、書類提出、ブランディング、制作、子供との時間など様々な顔を持つ状態になったので、より一層自身のルーティンを強くした。このことで、滞在制作など大きな環境の変化の中でも、もともと体は強くないが(ひどい腰痛持ち、風邪をひきやすい)、タフな制作ができた。
・東洋的なもので取り入れたものは新月満月でのノートへの書き出し・断捨離・月曜日の特別念入りな掃除など。水星逆行などの変化球も好き。
啓発的なものでいえば、ハビットトラッカー、モーニングページなど。
・こういうことをやる中で、制作と、制作の振り返り、発表のための書類作業などをタイムボクシングでカチカチ入れていく
実践の所感
・実践の所感としては、できないくらい大きいことをやろうとしないこと。
・必ずできることを小さく積み重ね、できた達成感を認識していくこと。
・今月の目標!みたいなのは決めていなくて、時間割てきなものもある程度ファジーだが、自分にあっているやり方とアプローチや癖をしっていくことができるのが時間術かなと思います。
・それで焦らなくなるというのが自分にとってとても大切。
・時間は命で、相手に対しても時間への感謝が自然と持てるようになり、よかったです。
アイキャッチ画像〜
Primitive Parenting: Touch Mood Series
media: Conceptual Documentation
material: Solvent transfer on Echizen washi paper
