あらゆる団体が「女性アーティストが」と名詞を使うことについて。私は違和感があると書きたい。
若草物語のルイーザ・メイ・オルコットの言葉にこんなことばがある。
・・・
All the philosophy in our house is not in the study; a good deal is in the kitchen, where a fine old lady thinks high thoughts and does kind deeds while she cooks and scrubs.
家庭の中のすべての哲学は書斎ではなく、その多くは台所で創り出される。台所では成熟した女性が料理をしたり洗濯をしながら、高尚なことを考えたり思いやりのある行動をしたりする
・・・
これ、女じゃなくても昨今はこんなこと誰でもやってる。こんな「ひと」を、「女性」というのはもうやめてもいいんじゃないか。女子美出身で女性でないひともいる。性自認を表明しないひともいる。学生も。さまざまな書類で、呼ばれたい代名詞を書く欄もある。
わたしは「女性アーティスト」と語られつつ、そうではないことをもどかしく思うひとのことを思ってしまう。そのことを書いておく。
They, Her, ??