ステイトメント練習。
でも、今のステイトメントの方がいいな。
金藤みなみの作品は、捨てられた服や布・過去の物語や慣習を集めるところから始まる。そのアプローチは、コミュニティへの参加と観察に基づいている。
「縫う」ことを軸としたフェミニズムアートや舞台に影響を受け、追求する。古布を素材とするのは、それらは記憶を宿しているからだ。金藤の表現技法は、日本工芸的な繊細な技術と舞台衣装に影響を受けたダイナミックなスタイルを両立させている。縫うことから始まり、演劇のワンシーンをタペストリーを描くように、あるいは自ら身に纏って表現される。さらに、福島ではコミュニティとともに共同制作しながら、日々の些細な出来事や歴史を共有することに成功している。この経験は、縫うことの実践が女性の自立、家計を支える労働、世代を超えた社会的役割と深く結びついていることを明らかにした。
テーマは日々の育児や介護などの私的な気づきに根付いているが、フェミニズムや社会的役割のあり方へと拡張される。ソーイングの歴史を考えてみると、19世紀末の日本では、女子の教育は必要ないとされていたが、裁縫学校では良き妻・母になることのための縫い物は奨励されていた。しかし、その技能は、稼ぐ手段として自尊心を与え、女性たちの感情の表現手段にもなっている。ソーイングは時代を超えて自立と結びついている。
布は金藤の舞台の上では衣装になり、あっという間に違う役になることが可能なものだ。縫う行為そのものが、金藤にとっては自分の手で社会的役割を組み換えていく行為だ。過去をよく知り、過去を再生することで、価値の変化を知り、新しい美しさを描く。