▶先日、こんなカンファレンスを行わせていただきました。
渋家アートカンファレンス Vol.2
Mix well with art and power– 表現の自由と権力、その付き合い方 –
ゲスト:川田淳 (アーティスト) / 塚田有那 (編集者) / 林道郎 (美術評論家) / 藤森純 (弁護士)
進行:金藤みなみ、稲葉あみ
↑風営法、ダンスについて。
公共性、美術館内のゾーニング
今のわいせつって何なのかが問われるケースになる
■ツイキャス録画はこちら
http://twitcasting.tv/shibuhouse/show
■ 趣旨
表現規制を思わせるニュースが立て続けに報道され、そのコメントがSNSを賑わせる昨今、一方では、検閲に抗う、新たな表現の形を模索する果敢な展示も行われはじめています。
しかし、そういった果敢な展示も、その性質上、一過性のものとなってしまう危険性も孕んでいます。このまま、まさに「忘却の海」になってしまう前に、この状況を批評し、解釈し、そして展開して行く為に、今回のカンファレンスを企画しました。
今回、アーティスト、編集者、批評家、そして、弁護士というアートにかかわりながらも様々な立場にある方々をゲストに迎えます。昨今の報道は勿論、様々な作品の提示の方法、本質、そしてそれぞれの暴力性についてを話し、忘却に抗う場とします。
■日時
2014年12月6日 (土) 19:00~22:00
※ 後日、記録小冊子を発行します。
■ [内容]
オープンな形式の討論イベント。様々な立場のゲストを迎え、以下のテーマに沿って話を展開します。
■ [ゲストプロフィール]
川田 淳 (かわだ じゅん)
アーティスト
埼玉県生まれ。2007年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2006年-2008年 四谷アート・ステュディウム在籍。主な個展に 「ケンナイ」(広島芸術センター / 広島 / 2013年) 、「まなざしの忘却」(22:00画廊 / 東京 / 2012年) 。グループ展に「アラフド アート アニュアル 2014」(旧いますや旅館 / 福島 / 2014年) 、「前橋映像際 2014」(旧安田銀行担保倉庫 / 群馬 / 2014年) 、「Screen 川田淳× 高川和也」(HIGURE 17-15cas / 東京 / 2014年) 、「書を捨てよ、町へ出よう」(黄金町芸術センター高架下スタジオA / 神奈川 / 2013年) 、「ヒロシマ・オー ヒロシマフクシマ」(旧日本銀行広島支店 / 広島 / 2012年) 、「中之条ビエンナーレ 2011」(旧五反田学校 / 群馬 / 2011年) など。
塚田 有那 (つかだ ありな)
編集者
早稲田大学第二文学部卒業。企画、執筆、PR、キュレーションなどを行いながら、領域横断型のプロジェクトに幅広く携わる。2010年、科学を異分野とつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。2012年から、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。現在、アジア・クリエイティブ・ネットワークのメンバーとして「ASIAN CREATIVE AWARDS」を主催。
林 道郎 (はやし みちお)
美術評論家
函館生まれ。上智大学国際教養学部教授。1999年 コロンビア大学大学院美術史学科博士号取得。2003年より現職。専門は美術史および美術批評。主な著作に『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊、ART TRACEより刊行中) 。「零度の絵画—RRの呟き」(ロバート・ライマン—至福の絵画展、2004年)、「光跡に目を澄まして—宮本隆司論」(宮本隆司写真展、2004年)。共編書に『From Postwar to Postmodern: Art in Japan 1945-1989』(New York: The Museum of Modern Art, 2012) などがある。「アジアのキュビスム」展 (東京国立近代美術館、2005年) には、キュレーターとして参加。
藤森 純 (ふじもり じゅん)
弁護士
東京都生まれ、東京都在住。弁護士法人品川CS法律事務所共同代表。早稲田大学卒。民事事件、刑事事件いずれも手掛けているが、特に力を入れているのは不動産に関係する紛争案件、アート・エンターテインメント法務。クラブとクラブカルチャーを守る会のメンバーとして風営法改正のロビー活動にも携わっている。『クリエイターの渡世術』(共著) 。
■企画
金藤みなみ(きんとう みなみ)
稲葉あみ(いなば あみ)
■オススメのイベント
12月12日 丸木美術館
「反戦」展スピンオフ企画vol.2「反戦」を乗り越える〜「反」という抵抗姿勢の次段階とは?