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【あなたの右腕】2014.1
ひとは一生をかけて身体を磨く。

かつてふにゃふにゃとしていた身体を自立させ、育て、特化させ、自身から切り離すことがひとの成長であり自立であり美の瞬間だと定義する。

【身体の消失と地域性、あけら】2013.3
私が主に関心を寄せたテーマは身体の消失と地域性です。これまで、「あけら」という架空のクリーチャーのかぶり物を着て東京、ソウル、ヘルシンキ、黄金町等各地を転々とし、歩く行為を用いてパフォーマンス記録を収集してきました。例えば、東京の繁華街と東北の農村で、同じパフォーマンスをし、2つの映像を比べると、街の人々のリ・アクションの違いに気づきます。東京では人々はシャイで、慌ただしく通り過ぎ、まるでパフォーマーが”見えない存在”かの様に映ります。東北では、壮大な景色とともに何気ない人々の声かけが土地の存在を浮き上がらせましす。その土地で暮らす人が、その映像を見て、”土地が違って見えた”と感想をくれました。その土地を行き交う人々の息づかいが。映像を通して土地にある’何か見えないもの’が可視化され、パフォーマーが’歩き去った後も鑑賞者に場の存在を感じさせます。


このプロセスを断続的に行い、シーンを繋げる事で、定点としての”故郷”を背負って歩き続ける姿を引き出します。

【ミーティングプロジェクト】2013.11
ミーティングプロジェクトでは「ミーティングそのもの」がプロジェクトであると考えます。

「作品とはどうやったら作ることができるのか」という純粋な疑問を、私たちは素直に問います。
ふつふつと湧き出るように生まれる「作品」を「文脈」に出会わせるために、「作品の作り方」の在り方を少し変えたいのです。
頭ではわかりそうで、わかりきれない言葉達を自分の頭の中だけにプールさせるよりも、
私とあなたは出会いたい。
ミーティングとは、本来課題解決の為に行使される手段です。
これから出会うよい「作品」たちをよい「文脈」と出会わせる為のプロジェクト、
それがミーティングプロジェクトです。

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