カンファレンス3

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カンファレンス進行内容についてです。
《導入》
共同体と「異」なるものとしてのアート
・異なる共同体とどのように制作や発表などの物事を進めていくか
・異なるものの人権を守り、新しい価値観を更新していくためには、どのような場が必要か

1. 今、私たちは誰で、どこにいるのか
今の日本は、タテマエとジッサイのところ、どれくらいの「日本人」と呼ばれる人・「移民」でありながら、いないことにされている人がいるのか。
アートという仕事をする上で海外に行く時の「異民」の感覚
日本の中の複雑な「移」民。本音とタテマエ。

2. 「移民」としてのアーティストたち
人権を守りたいが、その人にとっての「人権」はどのようなものなのか、多様すぎてわからない
唐突な他者(テロ>思いもよらない法律>タブーに触れる>文化の違い>けんか)
アーティストは、個人であって、その国の代表ではない(p82「舞台芸術」19号 相馬千秋『「隣人であり、他者である」者との対話』)

3. 日本と東京
なぜ全て東京で決まるのか
なぜ、共同体の中だけで考えていると「異」なるものを想像できなくなるのか
レジデンスは、どのように異文化の人々を迎え入れたらいいか
「ソウルオリンピック」に学ぶ、「異」なる文化の人々とつくるオリンピック

4. 私たちが陥ってしまいがちなこと
「移民」と誰かをカテゴライズしてから、友達になれるのか?
お金がないことと、人権のためにすべきこと→他者を迎える為に十分な環境づくりは、どのように行うべきなのか
言ってはいけないこと、なんてあるのか?
表現の自由とゾーニング
5. アートによって移民を考える
創作する、文化をつくる、概念を更新する・・・
そのような行為をもって、「異」なる文化への想像力を鍛えることは可能なのかどうか
《今後の展開のために》
・どのような場が必要なのか
・どのように「異」なる文化の人々について学ぶことができるか
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「女子美術大学ギャラリー ニケ学芸員セレクション2015(金藤みなみ、関口光太郎二人展)」
【場所】ギャラリーnike (最寄り駅:東高円寺駅)
【会期】H28/1/15(金)~2/3(水)
●過去に金藤が企画したトーク(参考)
「表現の自由と権力」
https://m.facebook.com/events/389294321226206/

●展示記録「ニケプレス」の発行(4500部)

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トークには展示作家である私以外に、移民についての研究者か識者の方を呼べたら、より深みのある議論になるのではないかと思い、

バランスをとりながら、素晴らしい方々にお越しいただきました。
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■ [趣旨]

アートに関わる全ての人が、それぞれにとっての「海外」へ行く時、自分たち自身が「移民」であることと向き合います。

今後、どんな場所で制作をしていくのか、どんな作家を紹介するのか、そしてどんな人々とともにアートの現場を作っていくのかを、現在の国際情勢を踏まえて話し、想像し、批評し、そして展開して行く為に、今回のカンファレンスを企画しました。アーティスト・イン・レジデンスのような、ダイレクトに国際交流を意図しているものをはじめ、すぐ近くにいる人々との文化の違いを意識し、理解しながら勧めるべきアートイベントが、今後もますます増えていくでしょう。

今回、アーティスト、ダンサー、キュレーター、そして、研究者という様々な立場にある方々をゲストに迎えます。昨今の情勢は勿論、様々な作品の提示の方法、本質、そしてそれぞれの在り方についてを話し、現在のアートの創造性を誘発する場とします。

■ [申し込み]

事前予約推奨
メールのタイトルを「カンファレンス予約」とし、本文に「氏名 / メールアドレス / 参加人数」を明記したメールを右記のアドレス [ info@kintominami.com ] までお送りください。24時間以内にこちらから予約確認のメールをお送りいたします。予約をキャンセルされる場合は事前にご連絡ください。

・当日参加について
予約受付終了を告知していなければ可能です。お気軽にお越しください。予約確認のメールをお送りできないことがありますが、会場の準備などがありますので、お知らせいただけると助かります。ご協力よろしくお願いいたします。

■ [内容]

オープンな形式の会議イベント。様々な立場のゲストを迎え、以下のテーマに沿って話を展開します。

以下について、掘り下げて12月末に再度更新します。
1. 今、私たちは誰で、どこにいるのか
2. 「移民」としてのアーティストたち
3. 日本と東京
4. 私たちが陥ってしまいがちなこと
5. アートによって移民を考える

■ [開催概要]

・日時 : 2016年1月16日 (土) 13:00~16:00
    12:30 受付開始・開場
    13:00 カンファレンス開始
    15:00 来場者を交えた質疑応答
・事前予約推奨(info@kintominami.com)
・参加費 : 無料
・場所 :女子美ガレリアニケ
〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8
女子美術大学杉並キャンパス1号館1階
東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅下車 徒歩8分
【TEL】03-5340-4688
【FAX】03-5340-4683
【URL】http://www.joshibi.net/nike/

・主催:女子美ガレリアニケ    
・ゲスト :池宮中夫 (アーティスト/ダンサー) 、鈴木江理子 (研究者 /社会活動家)、趙純恵 (インディペンデント・キュレーター)
・企画・進行:金藤みなみ
・協力:渋家

■ [プロフィール]

池宮 中夫 (いけみや なかお)
1959年東京中野生まれ。多摩美術大学絵画科油画抽象専攻卒業。
1989年旧西ドイツにて多くの舞踊作家に学び、欧州各地、韓国等でソロ活動。1992年よりノマド~sの演出・振付。表現の必然・発表の意義を現在に問い続ける。空間性の強い作品を特徴とし、劇場のみならず美術館や倉庫でも上演。。2015新作に『群生する耳ーミヌート』『詳らかなmelancholy』主な委嘱ワークショップは、目黒区美術館・世田谷パブリックシアター・水戸芸術館・ケウォン美大(ソウル)・ストア(ヘルシンキ)・長崎県美術館等、武蔵野美大・東京藝大・多摩美大で非常勤講師,2016京都造形芸術大学で特別講師

鈴木 江理子(すずき えりこ)
名古屋市生まれ。国士舘大学文学部教授。一橋大学大学院博士後期課程修了。
博士(社会学)。認定NPO法人多文化共生センター東京理事、NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク副代表理事、公益財団法人かながわ国際交流財団理事等を兼任。移民政策、人口政策、労働政策などについて研究するかたわら、外国人支援の現場でも活動している。主な著作『「多文化パワー」社会』(共編著、2007年)、『日本で働く非正規滞在者』(単著、2009年、平成21年度冲永賞)、『非正規滞在者と在留特別許可』(共編著、2011年)、『東日本大震災と外国人移住者たち』(編著、2012年)、『外国人労働者受け入れを問う』(共著、2014年)など。

趙 純恵(ちょう すね)
1986年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。
東アジアの近現代美術史を軸にディアスポラアートのリサーチを進めながら、アジアのアートにおけるオルタナティブな歴史の再定義を念頭に活動している。主な展覧会に、「すくなくともいまは、目の前の街が利用するためにある」(waitingroom/2015)、「つぶやきの政治学 1999年8月27日-」 (blanclass/ 2015)、「Human Research in East Asia/ Japan-Taiwan-Korea」(東京藝術大学/2015)、主な活動に、光州アジア文化殿堂 (文化情報院/アジア文化資源センター)オープニンクエキシビジョン/プロジェクトコーディネーター(韓国/2015)、r:ead-レジデンス・東アジア・ダイアログ/アシスタント・ディレクター(アジア各都市/2013-2015) 現在、あいちトリエンナーレ2016アシスタント・キュレーター。

金藤 みなみ(きんとう みなみ)
1988 年徳島生まれ横浜育ち。東京在住のアーティスト。2011 年に女子美術大学芸術学部絵画学科(洋画)を卒業後、2013年多摩美術大学大学院美術研究科絵画研究領域博士課程前期修了。
大学院在学時に交換留学制度を利用して渡韓。パブリック/プライベートをテーマに、消費によって削られる装いを反映させたパフォーマンスや絵画を制作。「第十八回岡本太郎現代芸術賞」入選。2015 年、the Katzman scholarship を獲得し The league Residency at VYT にて滞在制作。2013 年より、アーティストコレクティブである渋家のメンバーとなり、カンファレンスなどを行う。